・スマイル&コミュニケーション
~笑顔から始まり、笑顔で帰られるように~
1つ目の方針は、患者様が笑顔で来院され、笑顔で過ごし、
終わった後も笑顔で帰られるよう、歯科医、衛生士、受付スタッフ一同が
一丸となって笑顔とコミュニケーションを心がけていることです。
随分以前のことになりますが、私が大学病院を卒業してから、
当時の院長と開業した当時の話です。
当時は2人で、1日平均80名、多い時では100名以上の患者様を
診ておりました。
外科を卒業した私は、たとえば患者様の親知らずを抜いたりするわけです。
患者様からすれば、大学病院から渡された紹介状を握り締め、
抜歯の不安を抱えながらドキドキして来院されるわけです。
そこで当時の私は、いきなり抜きましょうではなく、
コミュニケーションを取って少しでも安心して
楽になっていただかねばならないと考えました。
すると、患者様と日常的な会話をしている私に向かって当時の院長は
こう言ったのです。
「しゃべるヒマがあったら歯を削れ」
ですからその病院は、シーンとしていました。私はとても違和感を感じ、
自分が院長として開業させていただいてからは、自分だけでなく
スタッフ全員が、会話をするような病院にしました。
よく説明し、分かりやすくお伝えすれば、患者様も納得し、安心されます。
また、雑談から笑顔がこぼれ、ほっとしていただけます。
行くのに全く抵抗がない空間、いえ、いつも行きたくなる空間だと
思っていただけるよう、全員が心がけているのです。
・It's Professional
~残せる歯はできるだけ残し、ずっと使っていただく~
当院では、治療に携わるスタッフ全員が国家資格を持っております。
そして、国内や海外の学会や講習会などで、新しい技術や
より確実な治療法を、絶えず学び続けるように努めております。
その結果、正しく正確な治療と技術が確立されるのです。
私は、これは当たり前のことであると考えています。
その上でどうするか。
覚えた方法を使うだけが、プロではありません。
実際、こんなことがありました。
その患者さんは奥歯が1本抜けたため、インプラントを希望して
来院されました。加えて、こう仰るのです。
「先生、隣の1本もグラグラなんです。
2回手術に来るぐらいなら、両方ともインプラントにして下さいよ」
もしここで、何も考えなければインプラントを2本にするだけです。
しかし、ただインプラントの腕を振るうことが最善なのでしょうか。
私は全体を調べ、隣の歯は噛み合わせの問題でグラグラになったと
判断いたしました。
そこで、歯全体の噛み合わせを考えて1本のインプラントを入れ、
隣の歯を元通りに安定させようとしたのです。
丁寧に説明してご納得いただいた後、実際に
「たった1本のインプラントを入れたことで、すべての咬み合わせの問題が解決」
したのです。2本目は抜かなくて済んだのです。
私たちは、残せる歯はできるだけ残したい、削らないで済む歯は削らない、
自分自身の歯をできるだけ長く使っていただきたいというポリシーのもと、
このように最善の方法をプロとしてご提供していきます。
・思いに応える事の大切さ
~治療のその先にあるものが見えています~
色々な患者様が、それぞれの治療のために当院を訪れて下さいます。
・「歯が抜けてしまって噛めないから、インプラントを入れてほしい」
・「ホワイトニングで、歯をきれいにしてほしい」
・「歯が痛いので治してほしい」
それぞれの患者様に、それぞれの治療があります。
丁寧に説明を行い、痛みはできるだけ感じないようにし、
患者様を気遣いながら、正確で確実な治療を施す。
これでも、患者様はその時は満足されるかもしれません。
しかし当院では、「患者様の想いに応えること」までを考えて、
診療にあたらせていただきます。
その「想い」とは、患者様から直接聞けないことも少なくありません。
・「インプラントを入れて、お友達と素敵なレストランでの食事を楽しみたい」
・「歯をきれいにして、その美しさが長持ちするようにしてほしい」
・「歯がまた痛くならないためにはどうしたらいいのか、教えてほしい」
ならば、インプラントの入れ方に審美的な観点を必ず取り入れて
施術を行う必要が出てきます。
歯の美しさを保つためには、歯科医院で行うホワイトニングの他に、
ご自宅でも好きな時に行えるホームホワイトニングがあることを
お話します。また、ブラッシング指導や、定期的なメンテナンスの
有効性の説明も行なっていきます。
歯がまた痛くならないためには、その患者様の磨き方の癖を
歯周ポケット検査で把握し、お伝えします。
私たちには、「治療のその先にあるもの」が見えています。
それが患者様の、心からの笑顔や安心へとつながります。
そんな、皆様の豊かな毎日を提供させていただく役割を、
私たちは誇りに思い、今日も歯科医療に取り組ませていただくのです。