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プロフェッショナル「安田和光」の眼

・矯正医としての一般歯科治療スタンス
私が大切にしている事の中に、「一般歯科医と矯正医、この2つのスタンスを活かして患者様に貢献する」というポリシーがある。

これは、両方を学ぶことによって一般歯科だけでは得られない知識を応用した治療が可能になるからである。たとえば、生体として成長期からの骨格や筋、咬合力の個体差、生体への刺激に対するリアクションなど、複数の観点から「最善の治療」を追及することで、はじめて見えてくる疑問点、そしてその解決を実現する応用手法への到達が実現するのだ。

「複数の専門分野の知識が、各領域への相乗効果をもたらす」

このことを、私は現場で多くの診療と責任を請け負わせていただく中で知らされた。一口腔内を長期的な観点で、管理・メンテナンスしていく上で、特に「咬合」に対する捉え方は非常にプラスになる。たとえば、特に咬筋の強い人に高さが高いクラウンを入れてしまうと、筋肉が伸展してしまう。そうして、あごの筋肉のコリから、頭痛、耳鳴り、肩こりといった問題が起きてしまうのだ。ところがこれは、骨格的な要素を理解していてはじめて実感できることである。なんでもセラミックが良いからといって、咬合力が強い人にセラミックを入れれば、割れて破損してしまう可能性も高くなる。

こういったことは一般歯科だけしか携わっていない医師にはどうしても分かりにくいことであり、一般歯科以外の矯正・審美などといった様々な知識・経験がないと、得ることのできないフィーリングである。