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インプラント治療法

カテゴリー毎の治療紹介

インプラント

・インプラントとは



・まず知っておきたいインプラントの基本知識


・先に分かると安心できる、治療の流れとポイント


・各種インプラントから最新技術情報まで


・インプラントのための歯科医選びの目安・ポイント


 
・インプラントとは
インプラント治療とは、歯の抜けたところにインプラント
(人工歯根)を埋め込み、
その上に人工の歯を取り付ける治療法です。

歯の最も重要な役割は、噛む事です。前歯は、食物を
切り裂く機能と同時に発音機能と審美的な要素を、
奥歯は食物を砕き、すりつぶす機能を持っています。

しかし、虫歯や歯周病、不幸な事故により
歯を失ってしまう場合があります。
歯というものは、たった1本の歯を失うだけでも機能と
審美が崩れ、身体全体のバランスにも悪影響を及ぼします。
ですから、できるだけ早くその失った部分を人工の歯で補っておかなければなりません。

そこで注目されているのがインプラント治療です。
埋め込まれたインプラントは、骨と結合してしっかりと固定されます。
その上に取り付ける人工の歯も、患者さんに合わせて一本づつ作るので、噛み心地も外観も天然の歯とほとんど変わりありません。

【インプラントにできること】

・歯の働きがよみがえる
 自分の歯と変わらない噛み心地でしっかり噛めて、何でも美味しく食べられます。

・見た目が自然で美しい
 色も形も、自分の歯と見分けがつきません。

・自信や積極性が回復
 まるで若返った気分に。これなら、外食や旅行も心配なく行けます。

・自分の歯の保護
 他の歯に金具をつけたりしないし、隣の歯を削らなくてすみます。

・お手入れが簡単
 自分の歯と同じように普通に歯磨きできます。 
 入れ歯のように外したり付けたりといった作業はありません。


それではインプラントについて、さらに詳しく見ていきましょう。
 
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・まず知っておきたいインプラントの基本知識
▼他の施術方法との違い

 インプラント治療は、今までの治療法と違います。
 その最も大きな違いの特徴を、以下に挙げてみましょう。

【前歯を一本失った場合】

・従来の治療法(ブリッジ):
両側の健康な歯を削る必要があります。
ブリッジ


・インプラント治療:
健康な歯を削る事なく、天然の歯と区別がつかない歯並びを再現できます。
インプラント

【奥歯を失った場合】
ブリッジ
・従来の治療法(部分入れ歯):
金属のとめ具などに違和感を感じ、
見た目も良くありません。
かたいものが安心して食べられません。


・インプラント治療:
止め具などを使わない為、口の中に
違和感を感じません。しっかり固定されて
いるので、かたいものを食べても安心です。



【全ての歯を失った場合】
ブリッジ
・従来の治療法(総入れ歯):
ガタつきがあると安心して食事ができません。
入れ歯がズレたり、食べ物が内側に入って
痛くなる事があります。




・インプラント治療:
自分の歯のようなしっかりした噛みごこちで、
安心して食事ができます。入れ歯のように
外れる心配もありません。

 
▼安全性について

インプラントが良いことは分かったけれども、
「インプラント手術は安全なのか」
「体に害はないのか」
といった心配を持たれる方も当然あります。

そこで、安全性についてご説明いたします。

まず手術というと、
「骨を削って」「金属のスクリューを打ち込んで」
と恐怖心をお持ちの患者様が多くいらっしゃいます。

手術自体は局所麻酔+無痛鎮静法(点滴麻酔)で、
特に痛みもなく終わります。

個人差はありますが、術後の痛みもせいぜい通常の抜歯程度で、
術後数日で落ち着いてきます。

入院の必要も無く、翌日から通常の生活をしていただけます。


ちなみに当院では、おかげさまでインプラントの事例もたくさんあり、
掲載させて頂いております。

また、次の「実際の治療の流れ」を読むと、実際に
安心につながるのではないでしょうか。
 
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・先に分かると安心できる、治療の流れとポイント
▼事前に準備しておくと良いこと

・予約日
インプラント手術の予約は、念のため、術後1週間位手術部分が腫れる可能性を考えて
    予約をとることをお勧めしております。手術直後の日程に重要な予定があり、腫れたりしていると困る事も考えられるからです。

・開口量
手術の際、ある程度大きく口を開かないと、インプラント埋入が難しくなりますので、この時期に確認をしておきましょう。ただ、どの位開けばいいかは、インプラントの部位ややり方によって異なるので、自分が正常に開くかどうかだけ確認しておけば大丈夫です。

人差し指+中指+薬指の3本が縦に口に入れば、まず人並みだと言えるでしょう。もし開きにくい人は、前もって主治医の先生に伝える事が重要です。そして毎日、口を大きく開く練習をすると少しずつ開くようになるのでやってみて下さい。

・のどに水をためられるか
のどの筋力が弱っている方は、のどに水をためて鼻で息をする事が難しくなります。

問題ないか試してみましょう。方法は簡単です。口の水をのどの奥にため、上を向き、鼻で息をしてみて下さい。2分位できればインプラントを含めて、全ての歯科治療はスムーズにできます。何回か練習すると少し上達するのでやってみて下さい。

もちろん、口が大きく開けられない、水もうまくためて息ができないとなった時、インプラントをあきらめなければならないという事ではありません。あらかじめその事を、主治医に伝える事が肝心です。
 
▼前日の不安への対処法

・手術の不安
前日の注意として、まず体調維持のため “早く寝る” という事です。その為にも平常心でいる事が良いのですが、やはり前日の夜が一番不安になるものです。

人間初めての物には不安を覚えるものです。まして “手術” という言葉は重みがあります。でも、歯を抜くという事も手術の一つです。つまり、インプラントをする人は通常歯を抜いた事があるので、手術の経験があるということです。インプラントを特別なものと考えすぎない事も必要です。

・痛みの不安
痛みを心配する人も多いと思います。手術中は麻酔をして行われるので、通常痛くはありません。確かに効きが悪い事もありますが、そういう時は普通はすぐ麻酔を足してくれるはずです。つまり「痛いけど我慢して下さい」ということはないので、怖がらないで手術を受けて下さい。

・定着の不安
また、インプラントがうまく合うかどうか心配な人もいます。
「インプラントがうまくくっつかなかったらどうしよう・・・」と不安がる人もいますが、うまくいかなけば無料でもう一度やり直してくれるなどの対応をしてくれます(再インプラント)。
でも、現在のインプラントは、どのシステムを使っても大変性能が良いので、インプラントが骨にくっつかないという確率は低いと思って下さい。

・体に大丈夫?
そして、金属の棒を体に埋めて大丈夫なのだろうか?何か健康に害を及ぼすのでは?など心配する人もいると思います。確かにインプラントの植立が失敗という例はあるでしょうが、ちゃんとインプラントが定着してから、その金属が体に何らかの不思議な害を与えるという事はありません。

あなたは金属を骨に埋めるのは初めてでも、金属を歯に埋めた事はあるはずです。つまり、金属を歯に埋めたか、骨に埋めたかの違いなのです。

インプラントは、チタンという金属でできています。チタンは、骨に埋めただけで骨の方がチタンにくっつこうとするほど、生体に対して親和性の高いものです。あなたにとって金属の棒が怖いとしても、人間の体はチタンを味方として受け入れているのです。
 
▼当日の心構え

・リラックス
さあ直前です。あなたに最も必要な事はリラックスです。がんばらなくても良いのです、がんばるのは歯科医なのですから。でもやっぱり不安でしかたないという人もいるとは思いますが、なるべく手術の事は考えないように心がけましょう。

・トイレ
手術前には、必ずトイレだけは済ませておいて下さい。あまり時間がかからない予定の手術でも、時には時間がかかる事がありますので、とても重要です。ハミガキも済ませておくべきです。

・髪の毛の結び方
女性の方(最近は男性も)で、長い髪の毛の人は結んでいる人もいると思いますが、1つ結びやお団子結びなど、頭がきちんと固定されにくい結び方はしないようにして下さい。また、仰向けの状態や少し横を向いた状態で、ピン止めなどが当たらないようにしておくことも必要です。

・手術中
インプラント手術中手術中に、「今、切ってるぞ」「今、骨を削ってる」「今度は何をするのかな?」と一生懸命考え続けている人がいますが、これはあまりお勧めできません。患者さんの性格にもよりますが、手術を楽しめる性格の人は別として、できれば違う事を考えていた方が不安を助長しないですみます。不安になりがちな人は、できれば何か楽しい事を想像しながら口を開けている事をお勧めします。

・しょっぱい水
通常歯科治療では、歯を削る時、水がでます。でもインプラント手術では、骨を削る時、生理食塩水がでます。少ししょっぱいです。人によっては「苦い」という印象を持つ人もいますが、我慢できる範囲のことです。

・感触
麻酔は痛みをなくす事ができます。でも、感触をなくす事はできません。例えば麻酔が効いても、骨を削る感触や歯肉を切る感触などはあるハズです。怖がっている人は、この感触によって痛く感じる事があります。でも、冷静に考えると「感触はあるけど痛くはない」という場合が多いのです。痛みと感触を混同しないように気を付けて下さい。

・舌の位置
手術に限らず歯科治療中に舌の位置がどこにあったら良いか悩む人も多いようです。舌が大きかったり、歯に対して舌の位置が高い場合、舌が治療の邪魔になる事があります。通常、我々治療する側が舌をうまくよけて治療するので、舌を意識し過ぎないように、そして舌に力を入れないようにしていれば、うまく治療が進みます。
 
▼手術後の安心のために

・薬
手術後は通常、抗生物質や痛み止めが出されると思います。でも、薬嫌いの人は症状が軽い時など自分で薬を少なくしたり、飲むのを途中でやめたりしてしまう事があります。口の中は傷があっても手や足と違い、絆創膏や包帯ができない為に雑菌にさらされてしまいます。その為雑菌から傷口を守る為にも抗生物質などが必要となるのです。主治医の先生は手術の状況に応じて薬を決めるので、ちゃんと指示通りに飲む事が必要です。

・抜歯と同じ
手術後の主な注意事項は抜歯の時と同じです。お風呂・お酒・運動など、血のめぐりの良くなる事は止血の妨げになるので避けて下さい。お風呂でなくシャワーなら通常大丈夫です。食事は、麻酔が効いていたり血が出たり思う様にできませんが、栄養を取る事も大切で必要です。食べやすい物を選んで食べて下さい。

・出血
手術は外科処置なので、当然術後の出血があります。出血に対するアドバイスは「あまり気にしすぎない様に」という事です。

口の中に血がにじんでいる状態はやはり気持ちが悪いものです。神経質な人は血を口の中からなくそうとして、ペッペッと血を吐いて口の中に血のない状態を作ろうとしてしまいます。ところが、ペッペッと吐けば吐く程血は止まりにくくなります。

なぜかというと、血が止まろうとする時、血はまずゼリー状に固まります。これが「かさぶた」の様に血を止める為、ペッペッと吐いている人は、そのゼリー状の「かさぶた」 をとってしまうので、何度も 「かさぶた」 をむいている様になかなか血が止まらないのです。なるべく気にしない様にして下さい。血の止まらない病気もあるので、心配なら診療時間中に主治医に相談して下さい。

・舌
インプラントには、1回法と2回法があります。(1回法と2回法の優劣についてはここでは省きます)
I T Iなど手術が1回ですむシステムでは、術後ネジの頭のような物が口の中に突出しています。人間は口の中の気になる所に舌をやるという習性がある為、無意識にインプラントの頭を舌でさわってしまう事があります。

しかし、これによりインプラントが骨にくっつく事を阻害してしまいます。別にインプラントと舌の相性が悪いわけではありません。触り続ける事自体が悪いのです。少し触っただけでは問題にはならないのですが、舌は大変クセにないやすい為、触り続けるクセによってインプラントが骨にくっつかない事があります。舌のクセには注意して下さい。

・くっつき
インプラント手術の後、インプラントが骨にくっつく現象をオッセオインテグレートと言います。このくっつきの期間は、システムや条件によって違いますが大体1ヶ月半~6ヶ月です。このオッセオインテグレートの後、インプラントの上に上部構造をかぶせて噛める様にします。
最近は術後すぐに上部構造を入れる方法も研究されつつあります。この期間は主治医の指示に従って待ちましょう

・予後
「インプラントはどの位持つの?」 と良く聞かれます。インプラントは金属でできているので、天然の歯のようにムシバになる事は100%ありません。でも歯磨きなどをしなければ、歯周病になる可能性はあります。

インプラントがちゃんと定着して上部構造が入り快適に使用してからも、その後きちんと手入れができなければ、インプラントを維持し続ける事はできません。ちゃんと主治医に定期的に見てもらったり、自己流でなく教わった磨き方でのブラッシングが必要です。どの位持つかはあなた次第なのです。

特にインプラントをする患者さんというのは、1度は歯を失うという失敗を経験しているハズです。でも、調子がいいからといって手入れを怠っていると、せっかく費用をかけたり、手術をしたりしても、再び手に入れた歯をまた失う事になります。インプラントの調子が良くても、安心しすぎないようにそれを守り続けて下さい。


これで、ひと通りの治療の流れは終わりです。
先にこれだけ分かっておけば、だいぶ安心にもつながるのではないでしょうか。

次は、各種インプラントから最新技術に関する情報までをご紹介致します。
 
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・各種インプラントから最新技術情報まで
▼すぐ入る固定式の仮歯

歯医者に行きたくても恐くていく事ができない、もしくは何らかの理由で治療を受けるチャンスがないままでいた人は、次第に歯がボロボロになり、少しずつ失っていきます。

そして食べ物をかむ場所を捜していきます。

そうしているとさらに歯を失い、ついに前歯も危なくなってきます。
社会生活をおくる上で前歯は最低限必要な物です。そこまで我慢してしまい、最後にインプラント治療に望みを託すことがあります。

この様な事を本人が望んでこうなったわけではありませんが、その回復は簡単にはいかない事が多く、治療にはある程度時間もかかります。

前歯が抜けてしまい、前歯がないままにしておく事は社会生活上できないにもかかわらず、もう簡単には仮歯さえも入れられない状況になってしまっているのです。

そこで仮歯のためのインプラントというのがあります。非常に簡単に埋入でき、(ほんの2~3分です。)数ヶ月間仮歯をささえることができます。

本物のインプラントを入れて、本歯が入るまで固定式の仮歯が使えることは患者さんにとって非常にメリットとなります。

がまんを重ねてグラグラになった前歯を抜いてすぐその場で仮歯の為のインプラント(IPインプラント)を埋入し、それを支台に仮歯をつけるのです。(前歯を抜く、IPインプラントを入れる、仮歯をつけるはわずか15分でもできるのです。)

その後ゆっくり本当のインプラント治療にとりかかる事ができるのです。
 
▼審美インプラント

審美インプラントとは、主に前歯などの審美領域におけるインプラント治療のことで、見た目に自然で美しい前歯を作り、しかもそれを長期的にも維持させる必要があり、
インプラント治療において最も難しく高度なテクニックを必要とする1つです。

現代インプラントはどのインプラントシステムを使っても大変優れており、その成功率は大変高いので、安心して治療を受けることができます。

ほんの10年程前までは、インプラント学会などでは、インプラントの予知性(長持ちについて)やインプラントの咬合力(咬む力)などが話題になっていましたが、今はもうすでにインプラントが長持ちすることや強くかめることなどはあたりまえであり、その是非を問う時代は終わったと言えます。

現在は前歯のインプラントがいかに美しくできるか、骨が少ない場合いかに骨をつくるか、インプラントを入れてすぐ噛めるようにできるかなど、もっと高いレベルへステージは進んでいきます。その中でも審美インプラントは数々のテクニックが開発され、7~8年前の前歯のインプラントとは比べ物にならない程きれいな歯が入るようになりました。

しかしそのテクニックの大部分を身につけている術者は少なく、それなりのものしか入れられない術者が圧倒的に多いのが現状です。

中には審美的には目を覆うようなインプラント治療を拝見することもあります。

つまり、現状では、審美インプラント領域におけるインプラント術者の実力にはかなりの差があり、前歯をインプラントにする場合は、術者選択に配慮が必要であると言えます。
 
▼歯科恐怖症の方のインプラント

私のクリニックには、歯科恐怖症の患者さんが大勢来院されます。

その多くの患者さん達は過去に経験した痛い歯科治療や怖い歯科治療が心の傷(トラウマ)となっているのです。トラウマを持っている患者さんは再び歯科治療を受けようとすると、今までの経験した最もつらい経験と同じ事が再び起こると想像してしまい、それをさけようとする気持ちと治さなければもっと悪くなってしまうという気持ちの板ばさみになり悩んでいる事が多いのです。

「早く歯医者に行って治療を受けなければもっとボロボロになってしまう」 という気持ちと「歯医者に行ったらあの恐ろしい治療が待っている。もっと恐ろしいかもしれない」という考えの両方が浮かんで思い悩み歯科医院に来院する決心がつかず、二の足を踏んでしまい時間だけがどんどん経過していってしまうパターンに
おちいっていることが多いのです。


【インプラント治療イメージ】

この様な方でも、私のHPを見て意を決して遠方より来院してくれます。その方々は治療を受けることができず長い間放置してしまい、かなり悪くなった為、初診の時に恥ずかしそうに私に口の中を見せてくれます。その口の中の状態は歯医者に行こうか、どうしようか迷いに迷って少しずつ進行してしまっているご本人の心の状態が良く分かる状態なのです。

でも何も恥ずかしがる事はないのです。その方々は、心にできてしまった壁を乗り越え私のクリニックの扉を開けたのですから。

そのような方々には、「はじめまして」と私があいさつをした時にはもう目から涙がこぼれているような方や
あまりの歯科治療への恐怖からもうすでに心療内科で治療を受けている方々、パニック症候群と診断を受けており、薬を服用している方々までいます。

もちろんそこまでひどくないながらも強い不安を抱えている方々も多くいます。

そのような歯科恐怖症の方々には過去のトラウマのせいで治療をさけている方々なので、私の治療を受けることにより、徐々にその記憶によるハードルをなくしていくのです。

早く治療をすれば抜かずにすむ歯も、治療を延ばし延ばしにしていった為に抜くことになる可能性が高く、そのような多くの方々はインプラント治療を必要とするケースが多くなります。

しかし、この様な普通の治療も受けることがままならない方々は、インプラント治療に対してさらに強い不安を持ちます。この様な時、患者さんも歯科医も無理にでも早くしなければならないという脅迫観念を捨てなければなりません。治療の前にまず、恐怖心という形のない物に向き合わなければなりません。患者さんも歯科医師も治療をするというゴールは同じです。ただその前に立ちふさがる恐怖心を患者さん1人に超えさせることは無理なのです。多くの歯科医師は恐怖心の克服を患者さん1人に背負わせる為、それを克服できない患者さんは治療に対して絶望感をもってしまうのです。立ちふさがる恐怖心を克服するには患者さんと歯科医師が協力し合って糸口を見つけ、2人でそれを乗り越えるべきものなので、この姿勢を持っていることにより多種多様の歯科恐怖症に対応しているのです。

歯科恐怖症の方はまず歯科医師と2人3脚でさまざまな恐怖に向き合い、そのハードルを乗り越え普通の治療を可能にし、その過程の中で自信をつけ普通の治療を助走としてインプラント治療を受けるのです。やはりこのプロセスの中でヤマは最初なのです。そのヤマを超えて普通の治療が可能になった患者さんは、インプラント治療がさほど苦にならないケースが多いのです。

実際のインプラント治療のにおいて十二分に麻酔を効かせる為、手術中の痛みはありませんが、心得なければならないのは 「痛み」 と 「怖さ」 は違うというとです。「怖さ」 は必ず 「痛み」 と同じ感覚を呼び起こすものなのです。私のクリニックでは手術中 「痛み」 と 「怖さ」 の両方に配慮した治療を行っています。

そしてこれからも普段の治療では患者さんと二人三脚で恐怖心を乗り越え、安心して治療を受けられるように続けていきます。そして、歯科医師に対してはこれからもより安全で、
患者さんのダメージのすくない手術法を開発したり少ない侵襲の手術を提言していきたいと思います。
 
▼フラップレステクニック

・フラップレステクニックとは

通常インプラント手術はメスで歯肉を切開し、骨を露出した後、ドリルにて穴を開けてインプラントを埋入します。しかしこのフラップレステクニックは、メスを使わずほんの小さな穴を開けて手術を行います。歯肉のダメージを通常の1/10程度といっていいでしょう。もちろん歯肉を縫い合わすという作業もありません。切ったり縫ったりしないため手術時間も大変短く術後の腫れや痛みも非常に少ないのです。

フラップレステクニックは歯肉の上から骨を見ずに行われるものなので、術者には熟練が必要です。経験の浅い術者が安易に行うことは事故のもとです。このフラップレステクニックは誰にでも必ずできるわけではありませんが、私のクリニックではフラップレス手術を行っており、多くの患者さんがこの手術を受けています。
 
▼骨補填剤について

・骨補填材の症例

骨補填剤この患者さんは、上顎にインプラント治療を希望していました。それで主治医に相談すると「あなたの上顎の骨はとても薄く、骨を造成しなければなりません。私の母校の口腔外科で入院をして、体の骨を採取して骨を増しましょう。そうしなければインプラントはできませんよ」と言われたのです。入院して手術することにかなり抵抗感があった患者さんは、インターネットで調べ私の所へやって来ました。

骨補填剤「そんな大げさな事をする必要はないですよ」と私に言われ、私のところでインプラント手術を行う事になりました。手術は人工骨(吸収性のものと非吸収性のものを半々)を使用してあっという間に終わりました。上顎洞に骨を造成するには、ソケットリフトという方法が行われたのですが、従来行われているトンカチでたたく、オステオトーム法でなく、私の考案したオステオプッシング法という簡単な方法で行ったため、非常に少ないダメージでの手術でした。

完成した歯が入ったとき患者さんは「本当にこんな簡単にできたんですね!」と感激の言葉がもれました。入院などでしなくてもインプラント治療は可能だったのです。
 
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・インプラントのための歯科医選びの目安・ポイント
▼安心と満足の両方を得るために

インプラント前の安心と、終わった後の満足との両方を得るためには、歯科医選びがとても重要になってきます。

ここではそのポイントを、1つずつ解説させていただきます。

・ドクター選びのポイント
インプラント治療を行うドクター選びのポイントは、技術と人柄に集約されます。

・インプラントの症例数が 累計200件以上
・インプラントの処置数が 400本以上
・インプラント治療経験が 10年以上
    
以上が、インプラントを安心して任せられるための最低条件ではないかと思います。
そこからさらに加えて、

認定医・日本口腔インプラント学会
・日本歯周病学会
・日本顎咬合学会
・日本審美歯科学会
・日本口腔外科学会
・口腔医科学会

のいずれかの会員で、学会認定医であること、また、アメリカ、ヨーロッパなどの海外留学や海外研修にてインプラントのサーティフィケイト(認定医証)を多数授与されている事が望ましいでしょう。
 
▼専門医をおすすめしない理由

インプラント治療には専門的な知識と設備、さらに高度な技術が必要になります。

現在では多くの歯科医院でインプラント治療を行うようになってきましたが、実際には、歯科医の経験や技術、そして治療を行う歯科医院の設備などで大きな違いが生じます。インプラント治療をお考えの方は、できるだけ情報を集め慎重にご検討下さい。

インプラント施術は外科手術を伴い、あなたの体の一部として機能します。治療の費用も重要ですが、値段にばかりとらわれず、確かな目をもって選択して下さい。

その際の判断基準に、「総合的に診断してくれる歯科医を選ぶ」ということが挙げられます。

たとえば、歯を失っている方は、その原因(歯周病、虫歯、ブラキシズム、糖尿病などの全身疾患)によっては、他の歯も大きくダメージを受けている可能性があります。単に歯のない所だけではなく、かみ合わせ(咬合)も含めて総合的な診断ができる歯科医である必要があります。

でなければ、せっかくインプラントで歯ができても、その咬み合わせの調和が取れていなければ、なんとそのインプラントの歯が原因で、様々な口内疾患が引き起こされる場合もありえるのです。

逆に技術に加え、咬合、歯周内科学、審美といった総合的な知識を持った歯科医であれば、たった1本のインプラントを入れることで、歯を失う前よりもより健康的な口内環境と快適さを手に入れることができるのです。
 
▼PCPのインプラントとは

私はインプラント治療に携わる様になって15年以上がたち、5つのインプラントの認定資格を有し、当院は認定クリニックにも指定されております。(毎週1~3回、年間100人以上の患者様に喜ばれております。)

メールや電話で相談されたい方は、お気軽に御連絡下さい。又、直接お口の中を拝見させて頂ければ、細かいご説明も可能かと存じます。


なおインプラントの保証については、さまざまな歯科医院でいろろな考え方があります。ある歯科医院ではインプラント本体と上部構造(かぶせ物)に対して10年保証、ある歯科医院では7年保証、ある歯科医院では5年保証、またある歯科医院ではインプラント本体と上部構造の保証期間が違うなど保証期間もさまざまで、保証期間の設定がない歯科医院もあります。

私のクリニックでは、インプラント本体と上部構造とも10年間の保証をしています。

またスタイルも患者さんに保証書を渡してくれる歯科医院もあれば、保証書などは特に作らず、歯科医院の責任で保証をしてくれる歯科医院もあります。

インプラント治療は全ての治療の中で最も確率の高い治療と言われていますが、それでも100%でない以上、保証が充実している方が安心です。まだ多くの歯科医院では保証期間の設定や保証書の作成を行っていないのが現実です。

でも、心配しないでください。インプラント治療は高価な治療であるため実際にトラブルがあった場合、ほとんど歯科医院ではそのフォローをきちんとしてくれるはずです。

保証期間の提示や保証書の配布がなくても、保証がないわけではないのです。どの歯科医師も自分のやった仕事に対して責任をとる意思はきっとあるはずなので、ちょっとトラブルがあったからといって他の歯科医院に行くのではなく、まず治療してくれた歯科医院で相談することをお勧めします。

最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

インプラント治療に踏み切れず、悩まれている患者様に一人でも多く、その良さが伝える事ができたならば幸いに存じます。

そして、人生を前向きに楽しみ、充実して過ごされる患者様の生活を、私たち歯科スタッフとインプラントがしっかりサポートできればと思っております。

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